2014年04月05日

ステアリングステムベアリングの取り外し(自作ベアリングプーラー)

IMG_1878@.jpg

こんなん作りました
ただ、またもや受け売りです。

紙ヒコーキ。− 大きな木の下工房 − ヤマハ XS400SP スイングアーム加工:

大いに参考にさせて頂きました。
以下、この記事は補足と実践情報などを。
  
IMG_1135@.jpg

カブの主フレームの先頭は土管状になっておりまして
そこにハンドルを含むフロントのフレームが差し込まれます。
ハンドルを切る回転動作を受けるため、
土管の上下にはベアリングがついておりますが
これがフレームにギッチリと嵌っていて取れません。
そりゃあまあ、重要な構造部品ですので
簡単に取れたりぐらついたりしたら困りますからね。

ステムベアリングAssyはリプロパーツ(互換社外品)が出回っており
置き換えを前提で、貫通ドライバでガンガンぶちかますのが
一般的な取り外し手順のようです。
でも今回は、再利用をしたいと考えました。
見た感じ磨耗は無さそうだし、
東南アジア産のベアリング精度はどうなのかなーという懸念もちょっとばかり。

ここから本題。
ベアリング(正確にはベアリングレース、球の受け皿)を
繊細かつ大胆に引き出す工具(プーラー)を作ります。

材料:
・戸棚用のアングル鋼材(丈夫なもの)2
・3/8インチのボルト&ナット少々(短すぎないこと)
・ワッシャー32mm(スチール製、分厚いもの)
・アングル材の穴に合ったボルト&ナット少々

工具:
ディスクグラインダ、スパナ等

puller01.jpg

概念図はこんな感じです。

ベアリングレースを引っ張り上げる役目を担うワッシャには
ベアリングレースの内側の穴をくぐれて、
なおかつ穴の直径より大きなことが必要です。

この矛盾を解決する為、円形のワッシャを
サンドペーパーディスク装着のグラインダで楕円形に削ってしまいます。

IMG_1869@.jpg

ぎょいーん。火花が盛大に飛ぶし摩擦熱が
あっちい!!指をやけどしました…。
現物と合わせながら徐々に削っていきましょう。

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結局だいぶ小さく(左から右)なりました。

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ちゃんと裏側にはまってくれている様子。意外にてこずらされました。
ワッシャが斜めに噛んだりすると
車体やベアリングが破損しますので注意。

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アングル材を渡してネジを回していきますが、ひじょうに硬い。
力を込めつつ慎重に。

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せり上がってキター!
”土管”のふちまで来るとこれ以上は進めなくなってしまうので
アングルにゲタを履かせてかさ上げします。記事最初の写真がそうです。
ただゲタ脚を、厚さ数ミリのフレームのふちに
うまい具合に置くのに難儀します。いらいらすること間違い無し。

IMG_1880@.jpg

上から見た図。フンガー!ぎりぎりぎりー

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でたー!

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じねんじょとれたー!

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下側も同様に。こちらのほうがゲタの足場があるぶん簡単でした。

IMG_1882@.jpg

プーラー製作の注意点としては
ヤワい部材を使わないこと、
ボルトは全てねじ切りがしてあってかつ長いものを使用(今回は75mm)、
ワッシャ下のナットは緩み止めのためダブルナットにする、
ことがあります。

なお使用したアングル材が妙に長いですが
これはスプリングコンプレッサを作ろうとして失敗した際の名残です。
 
タグ:分解
posted by kanaejun at 19:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | C50K3
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